お役立ちコラム

渡辺通裏路地通信

福岡をもっと楽しむためのコラムです♪

アクセス天神のスタッフが、福岡の街をもっと楽しんでもらえる情報や、ウィークリーマンション活用方法など、お役にたてる情報をコラム形式でお届けします。
これを読んで、もっと快適な旅を楽しんでくださいね!

第38回博多の職人技が集合!(2011/7/25)

皆様おなじみの櫛田神社の近くに、今年4月素敵な施設がオープンしました。
その名も、「はかた伝統工芸館」。
博多織や博多人形などの伝統工芸品を約80点展示し、福岡の魅力発信地となっています。

建物は旧冷泉公民館を改装したものですが、白と黒の和風レトロな外壁に、入口部分の真っ赤なオーニング(日よけテント)がアクセントとなり、とてもモダンな佇まいです。

1階部分には企画展示のスペースと喫茶コーナーが設けられ、すぐそばの「博多町家ふるさと館」との共同企画展や、伝統工芸士による講演会などが行われます。
喫茶コーナーは、コーヒー・紅茶・ジュース等10種類以上の飲料があり、20席ほどのスペース。
街歩きの途中で、ホッとひと息つける穴場ではないでしょうか。

2階部分には著名な工芸家の作品を常設展示しています。
展示の目玉となっているのが、博多織の人間国宝、小川規三郎さん(75歳)の帯。
規三郎さんの父で、同じく人間国宝の故善三郎さんの帯も展示されていますので、国宝級の作品を見比べられる、非常に贅沢な空間となっています。

この他にも、名人と呼ばれた博多人形師、故小島与一さんの作品や、博多鋏(ばさみ)、博多曲物(まげもの)、博多張子(はりこ)、博多独楽(こま)など福岡を代表する伝統工芸品(県知事指定)が、一堂に集結しています。

一般客のみならず、若手の工芸士たちも勉強のために訪れるそうで、伝統工芸の歴史を後世に繋いでいくためにも、なくてはならない拠点といえそうです。

さて、省エネやエコロジーが盛んに議論される現在ですが、高度成長期以降、「大量生産と使い捨て」が生活に染みついてしまった私達。
道具を買う場合も、100円ショップに行けば大概のものが手に入りますので、高価な伝統工芸品を日常生活に取り入れてみよう、なんていう発想にはなりにくいのが正直なところです。

しかしここ数年、「エコや節約の最たるものは、ものを大切にする昔ながらの暮らしではないか」という意見が主流になり、現代生活に潜む「無駄」を減らすことを提案した書籍も、飛ぶように売れています。

今回、大きな地震や原発事故を経験したことで、更に多くの人がこれを自身の倹約生活のためだけではなく、これから生きていくために不可欠なこととして、強く意識するようになってきたように思います。

そんな中で、博多鋏のような「一生もの」の道具に、改めて光が当たっています。
伝統的な製法で、職人がこだわりを持って作ったものを、手入れをしながら大切に使っていく。
調子が悪くなっても、修理をしてずっと使い続ける。次第に手に馴染んで、手放せなくなる。代役はきかない。
道具のすぐ向こう側に職人の姿が見えるから、愛着を持って使うことが出来るのかもしれませんね。

そんな工芸品の歴史や制作過程を知ることが出来る「はかた伝統工芸館」。
こんな時期だからこそ、ぜひ見ておきたいスポットです。

※「はかた伝統工芸館」では伝統工芸品の販売はしておらず、「博多町家ふるさと館」での購入となります。
※「博多町家ふるさと館」の店頭にない工芸品については、予約注文を受け付けています。

どちらの施設も、アクセス天神から徒歩圏内にございます。
福岡にお越しの際は、「一生もの」のお土産選びに、ぜひご利用なさってはいかがでしょうか?

アクセス天神スタッフ一同、皆様のお越しを心からお待ちしております。

はかた伝統工芸館
所在地 博多区上川端町6-1
電話 092-409-5450
FAX 092-409-5460
開館時間 10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日 水曜日(祝日の場合は翌平日)、12/29〜12/31
入館料 無料
交通 地下鉄「中洲川端駅」から徒歩5分、西鉄バス「キャナルシティ博多前」から徒歩3分
ホームページ http://hakata-dentou-kougeikan.jp/
博多町家ふるさと館
所在地 博多区冷泉町6-10
電話 092-281-7761
FAX 092-281-7762
開館時間 10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日 12/29〜12/31
入館料 一般(個人:200円、団体:150円)・小中学生(無料)
交通 地下鉄「祇園駅」から徒歩5分、シティループバス・ぐりーん「櫛田神社・博多町家ふるさと館前」から徒歩1分
ホームページ http://www.hakatamachiya.com/
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