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渡辺通裏路地通信

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第54回福岡限定の春野菜(2013/3/18)

人はとかく「限定」という言葉に弱いものです。

「今だけ」「ここにしかない」と言われれば、あまり興味のない分野にも首を突っ込んでしまいがちです。特にそれが「食」に関するものとなると、わざわざ遠方まで足を運んだり、長蛇の列に笑顔で並んでみたりと、大半の人が苦労を惜しみません。どこからそのパワーが来るのだろうと、私自身も行列に並びながら日々考えています。

実はこの福岡にも、知る人ぞ知る「春の限定商品」があります。その名も「蕾菜」(つぼみな)。これは、1月下旬から3月中旬という短期間にしか出回ることのない春野菜で、なんと日本で福岡だけでしか生産されていないものなのです!

そんな希少な野菜ならば、さぞかし入手困難だろうとご心配なさる方も多いことでしょう。しかしながら私の調査によると、スーパー店頭で蕾菜を求める行列ができていることは、まずありません。数年前から販売の始まった新顔野菜ということもあり、まだ地元民にはそれほど浸透していないようです。

蕾菜は、1パックに卵大のものが3個ほど入って約200円。(蕾菜のサイズにより、入っている個数は変わります)前述のとおり限定品といえども苦労することなく購入可能です。最近では、血圧降下や精神安定効果のあるγ-アミノ酪酸含量(GABA)が豊富な野菜としても注目されており、TV等でも報じられることが増えてきました。
しかし全国的にはまだまだ知られざる存在ですので、試食して自慢するなら今がチャンスかもしれません。

さて、気になるお味のほうですが、少しピリッとする「辛み」と、わずかに感じる春の「苦み」が特徴です。蕾菜は「からし菜」の変種で、福岡で品種開発されて栽培されるようになりました。県内各地にある蕾菜の畑では、大きな葉が青々と茂っていますが、この葉に包まれた蕾のような「わき芽」の部分だけが「蕾菜」として収穫されます。ちなみに、外側の葉もシャキシャキして美味しいとのこと。わき芽は、1つの株から10個ほどしか採れないそうです。

鼻から抜けていくような味わいとでもいうのでしょうか。まるで「若さ」の塊のような野菜です。てんぷら粉をつけて揚げるだけで、料理が苦手な私でも簡単に料亭並みの一品が完成しましたので、この季節、手間をかけずに福岡らしい食でもてなしたい、という方には最適の食材です。

蕾菜はクセが少ないので、スープやサラダ、炒めものなど様々な調理法が合います。アクセス天神周辺には蕾菜を取り扱っているスーパーや百貨店も豊富ですし、各部屋にはキッチンを完備しております。ぜひお部屋で寛ぎながら、旬野菜のクッキングを楽しまれてみてはいかがでしょうか?

些細な日常でも、新しい土地を訪ねれば好奇心が湧き、気が付けば新しいことに挑戦していることもあります。「限定」に引き寄せられる心理も、そんな「若さ」の表れなのかしらと、都合よく解釈している今日この頃です。

アクセス天神は、この春も皆様のお越しを心よりお待ちしております。

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