博多を代表する人形師、川﨑姉弟による源氏物語の世界を堪能できる作品展が開催されます。
今回は、その魅力と川﨑幸子氏、修一氏のプロフィール、そして展示される作品についてご紹介します。

古典文学である『源氏物語』の世界を、人形の技で表現する――これこそが川﨑姉弟の創造力の結晶です。
川﨑幸子氏と修一氏による作品展は、博多を代表する名工たちの技術と繊細な表現力が詰まった、必見のイベントとなるでしょう。
 

川﨑幸子氏のプロフィール

川﨑幸子氏は、昭和37年に父である虎雄に師事し、博多人形の伝統を受け継ぎました。
彼女はその後、数々の賞を受賞し、現代の名工としての地位を築き上げました。
卓越した技術と表現力を持つ彼女の作品は、多くのファンを魅了しています。
 

川﨑修一氏のプロフィール

川﨑修一氏は九州産業大学美術学科彫刻専攻を卒業し、姉である幸子氏に師事しました。
彼もまた、博多人形の世界で卓越した才能を発揮し、数々の受賞歴を持っています。
彼の作品は、繊細な彫刻と情熱が感じられるものばかりです。
 

展示される作品について

今回の展示では、川﨑姉弟が平成18年から丹精込めて制作してきた源氏物語の登場人物や平安時代の風景を描いた作品26点がお披露目されます。
彼らの作品は、卓越した熟練の技術と情緒豊かな表現で、源氏物語の世界を鮮やかに再現しています。
 

また、研究生4名による作品も展示されます。
彼らもまた、川﨑姉弟から学びながら、自らの表現を追求しています。
 

川﨑姉弟による作品展は、源氏物語の世界に魅了されたい方や、博多人形の技術を堪能したい方にとって、貴重な機会となることでしょう。
ぜひ足を運んで、その美しさをご覧ください。
 

開催期間：2024年3月19日（火曜日）～3月24日（日曜日）
　　　　　9時30分～17時30分（入館は17時まで）

開催場所：はかた伝統工芸館（福岡市早良区百道浜3-1-1 福岡市博物館2階）