お知らせ
NEWS&TOPICS
お知らせ NEWS&TOPICS
- HOME
- お知らせ
今日は博多駅前にある若八幡宮をご紹介します。
「厄八幡」として広く親しまれているこの神社は、厄払いのご利益で有名であり、多くの参拝者が厄除けの祈願に訪れます。
この神社の祭神は、歴史的な3柱の神々である大鷦鷯命(仁徳天皇)、大乙貴命(大国主命)、少彦名命です。
これらの神々は、厄払いの神として崇められ、特に「年越厄災除大祭」には、参拝者が長蛇の列を作るほどの賑わいを見せます。
厄八幡の歴史と由来
この神社は、もともと厄払いの神社として地元の人々に信仰されてきました。
「厄八幡」という名称も、厄除けのご利益に由来し、江戸時代から続く厄払いの伝統が色濃く残っています。
特に、江戸時代には疫病や災害が多発したことから、この神社での祈願が地域住民にとって欠かせない行事とされてきました。
神社の祭神である大鷦鷯命は、仁徳天皇としても知られる大和朝廷の天皇で、国土を安定させる象徴的な存在です。
大乙貴命(大国主命)は国土開発や縁結び、少彦名命は薬神としてのご利益があり、これらの神々のご加護により、厄災から人々を守ると考えられています。
年越厄災除大祭とは
「年越厄災除大祭」は、神社で最も重要な行事の一つであり、新暦および旧暦の大晦日に行われます。
この行事は、一年間の厄災を祓い清め、新年を清々しい気持ちで迎えるための儀式です。
特に厄年にあたる人々にとっては、この大祭での祈願は重要視され、多くの人が列を作って祈願に訪れます。
行事では、神職が神前で厄払いの儀式を行い、参拝者一人ひとりに対して厄除けの祈祷が行われます。
1度に約100人が祈願できますが、祈願者が多いため、長いときには2時間ほど並ぶ必要があります。
なお、祈願には必ず本人が神社を訪れる必要があるため、代理での参加は認められていません。
祈願の受付期間と注意点
「年越厄災除大祭」の時期になると、神社では通常の祈願受付が制限されます。
具体的には、12月16日から12月30日、および元旦と旧正月には祈願受付が停止されます。
この期間でも参拝は可能ですが、祈願を希望する場合は事前に日程を調整する必要があります。
また、祈願は先着順で行われるため、受付時間前に並ぶことを推奨します。
人気の行事であるため、混雑が予想されることから、早朝に到着する人も多くいます。
大祭の時期以外でも、通常の厄払いの祈願を受け付けているため、厄年にあたる人や厄払いを希望する人は、早めの訪問が望ましいでしょう。
参拝の流れと厄除けの効果
参拝の流れとしては、まず神社の手水舎で手と口を清めた後、拝殿前に進みます。
賽銭を入れて二礼二拍手一礼の作法で祈願します。
その後、厄払いの祈祷を受ける場合は、社務所で受付を行い、指定された場所で神職による祈願を受けます。
実際に祈願を受けた人々からは、厄年を無事に乗り越えたという報告が多く寄せられています。
例えば、ある地元の商人が厄年に「年越厄災除大祭」での祈願を受けた後、商売繁盛に恵まれ、経営が安定したというエピソードがあります。
また、厄払いを受けた後に健康が回復したという体験談も多く、厄八幡のご利益に対する信頼が厚いことが分かります。
厄八幡の現代的な役割と地域への影響
厄八幡は、ただの厄除け神社以上の存在として、地域コミュニティの中心的な役割を果たしています。
地元の人々が集まり、交流を深める場としての役割も大きく、年越しや初詣、厄払いの行事を通じて地域の一体感を醸成しています。
特に、年越厄災除大祭は地域全体のイベントとしても位置づけられており、参拝者だけでなく、地域住民全体が祭りの準備や運営に携わることで、神社の維持や地域の活性化に寄与しています。
こうした活動が、厄八幡を訪れる人々にも心の拠り所を提供し、地域全体の安全と安寧を願う場としての機能を担っています。
結論
厄八幡は、厄除けの神社として多くの人々に親しまれ、長年にわたって信仰され続けている神社です。
「年越厄災除大祭」や厄払いの祈願を通じて、参拝者に安心感とご利益を提供し、地域社会の結束を強化しています。
特に厄年にあたる人々にとって、厄八幡での祈願は非常に重要な儀式であり、新たな年を迎えるにあたっての一つの節目となります。