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こんにちは!
今回は、福岡県宗像市にある歴史深き聖地、**宗像大社中津宮(ちゅうつぐう)**をご紹介します。
この場所は、「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群として、2017年にユネスコ世界文化遺産に登録された構成資産の一つ。
神話と歴史、そして荘厳な建築が織りなすこの神社は、日常を離れて“心を整える”場所としても人気を集めています。
◆宗像大社とは?
宗像大社は、日本最古の神社の一つとも言われ、宗像三女神――**多紀理毘売命(たぎりびめのみこと)・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)・多岐都比売命(たぎつひめのみこと)**を祀る、由緒ある神社です。
三女神はそれぞれ海の道を守護する神様であり、古代から航海安全・交通安全の神様として崇敬されてきました。
宗像大社は3つの宮から成り、それぞれ以下の神を祀っています。
• 沖津宮(沖ノ島):多紀理毘売命
• 中津宮(大島):市杵島姫命
• 辺津宮(宗像市田島):多岐都比売命
今回ご紹介するのは、その中でも**陸地にある拠点の一つ「辺津宮」**に隣接する中津宮のエリア。
※中津宮は大島にありますが、ここでは構成資産の一部として辺津宮の詳細をご紹介します。
◆本殿・拝殿の美しさに圧倒される
宗像大社の魅力の一つは、何と言っても歴史的建造物としての価値の高さです。
本殿は、天正6年(1578年)に宗像氏貞によって再建されたもので、安土・桃山時代の神社建築の特徴を色濃く残しています。
・様式:五間社流造(ごけんしゃながれづくり)
・屋根:柿葺(こけらぶき)
・特徴:曲線が美しい流麗な屋根と、端正な佇まい
拝殿は天正18年(1590年)に小早川隆景が再建したもので、切妻妻入造という力強い構えが印象的です。
両建物ともに、国指定重要文化財として高く評価されており、建築・歴史ファンにも人気のスポットです。
◆高宮祭場 ― 神が降臨したとされる神秘の地
境内の奥へと足を進めると、静寂に包まれた**高宮祭場(たかみやさいじょう)**が現れます。
ここは、宗像三女神が降臨されたと伝わる“神が宿る場所”。
森林に囲まれた祭場は、社殿ではなく、石を敷き詰めた神聖な空間。
人工物を極力排したこの場には、古代からの信仰の形が色濃く残っており、まさに“神道の原点”とも言えるような気配が漂います。
観光地というよりも、心を落ち着かせる**“内省の空間”**として訪れてほしいスポットです。
◆境内施設も見どころ満載
宗像大社の境内には、本殿・拝殿・高宮祭場のほかにも見どころがたくさん。
<祈願殿・儀式殿>
→ 厄払い、安産祈願、交通安全などのご祈祷も受けられます。
<第二宮・第三宮(ていにぐう・ていさんぐう)>
→ 三女神のうち、もう一柱ずつをお祀りするための社殿です。
<神宝館(しんぽうかん)>
→ 沖ノ島からの出土品など、貴重な神宝が多数展示されており、学びの場としても◎。
◆アクセス情報
【所在地】福岡県宗像市田島2331
【アクセス】
・車:福岡市中心部から約50分(九州道古賀IC経由)
・公共交通:JR東郷駅から西鉄バスで約15分「宗像大社前」下車
【駐車場】
広めの無料駐車場あり(混雑時は早めの到着がおすすめ)
◆まとめ:宗像大社は“感じる”神社
宗像大社は、ただの観光地ではありません。
それは「訪れる」のではなく、“ふれる”“感じる”神社。
荘厳な社殿、神秘的な高宮祭場、海の神が宿る聖地――
そのすべてが、私たちに静かな気づきを与えてくれます。
慌ただしい毎日から一歩離れて、心を整える時間を持ちたいとき。
宗像大社で、静寂と神聖に包まれる時間を過ごしてみませんか?