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こんにちは♪
春の訪れとともに、福岡県小郡市でとても特別な1日限りの舞台が開催されます。
その名も――『Word vol.3 Re:Re:time』。
言葉をテーマに紡がれるこの奉納舞台は、福岡のアーティストたちによるジャンルを超えたコラボレーションパフォーマンス。そして今回は、ただの舞台ではありません。
舞台の会場となるのは、「かえる寺」としても知られる如意輪寺(にょいりんじ)。
この日、如意輪寺ではなんと12年に一度、巳年にだけ開かれる秘仏・如意輪観音立像の御開扉法要が執り行われます。
神聖なこの機会に、アートと祈りが融合する――
まさに、一期一会の舞台です。
◆如意輪寺とは?|祈りと再生の聖地
福岡県小郡市にある如意輪寺は、奈良時代の僧・行基によって開かれたとされる歴史ある古刹。
正式名は「横隈観音」とも言われ、広く「かえる寺」としても親しまれています。
本尊である木造如意輪観音立像は、桧の一木から掘り出された福岡県指定文化財。
そのお姿は一面六臂(顔1つに腕6本)で、如意宝珠と法輪を手にした貴重な立像です。
この仏像は、通常は非公開の秘仏。
12年に一度、巳年の春にだけ御開扉されるため、仏像を目にできるのはほんの限られた機会。
この2025年4月が、その瞬間なのです。
◆『Word vol.3 Re:Re:time』とは?
“言葉をアートで可視化する”をテーマに活動する、アーティスト集団「Word」。
これまで福岡の文化拠点であるborderやスカラエスパシオで開催されてきたこの舞台は、ダンス・音楽・アートが交差する実験的かつ挑戦的な舞台表現として注目を集めてきました。
今回のvol.3は、如意輪寺への奉納舞台として開催。
言葉、音、舞、そして祈りが、12年に一度の神聖な空間と重なります。
◆出演アーティスト紹介(一部抜粋)
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池脇晋輔(和太鼓表現師)
→ 12月恒例「福岡和の祭典」など多数出演
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numajazz Project(Jazz Band)
→ 本場ニューオーリンズへの渡米決定
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里地帰(二胡奏者)
→ 初のシンフォニーホール公演を控える
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SHOKO(ラテンダンス)
→ キューバ舞踊「ルエダ」普及活動を展開中
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ガルーチ令奈(バレエ・コンテンポラリー)
→ 多彩なジャンルを横断するダンサー
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ムラマスカツユキ(Art)
→ 舞台ビジュアル・コンセプト担当
それぞれの夢や想いを観音様への奉納として表現する――
この舞台は、アーティスト一人ひとりにとっても「祈りの時間」なのです。
◆開催概要
開催日:2025年4月13日(日)
時間:13:00~14:30(予定)
会場:如意輪寺(福岡県小郡市横隈1728)
アクセス:西鉄「三沢駅」より徒歩15分(無料駐車場あり)
備考:観覧は事前申込制または整理券制(詳細は後日公式案内にて)
◆この舞台の持つ“意味”とは
「言葉」を可視化し、祈りに昇華する。
それは、日常にあふれる“言葉のかけら”にもう一度耳を傾け、心の奥にしまっていた“想い”をすくい上げ、他者と“響き合う”新しい表現。
この舞台は、ただのエンターテインメントではありません。
祈りの場であり、再生の場であり、文化の架け橋でもあります。
◆まとめ:言葉と祈りが交差する、春の1日を見逃さないで
12年に一度の秘仏御開扉。
一夜限りの奉納舞台。
それは、「今ここにしかない」特別な瞬間の連続です。
静寂と音、言葉と舞いが織りなす唯一無二の空間に、ぜひ身をゆだねてみてください。
私たちの暮らしに、文化と信仰がどれほど深く結びついているか――その尊さを、改めて感じられる1日になるはずです。