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コラム 2025/05/27
博多の初夏、歌舞伎俳優が水の都に舞う──伝統行事「船乗り込み」で開幕を祝う特別な一日NEW

こんにちは♪

 

博多の町に初夏の風が吹きはじめると、毎年、ある華やかな伝統行事が博多川を彩ります。

 

それが、「船乗り込み(ふなのりこみ)」。

 

江戸時代から続く歌舞伎の伝統行事であり、六月の「博多座大歌舞伎」の開幕を告げる粋で、優雅で、情緒あふれるひとときです。

 

川面を進む屋形船に揺られながら登場する歌舞伎俳優たちを、拍手と歓声で迎えるこの行事。

福岡の初夏の風物詩として、毎年大きな注目を集めています。

 


 

◆「船乗り込み」とは?──江戸の風が流れる水上の口上披露

 

「船乗り込み」は、歌舞伎俳優が地方公演地へ到着した際に、地元の人々に挨拶を行うために“船に乗って登場する”という江戸時代からの伝統行事。

 

当時、舟運の盛んだった日本各地の川や港で行われていたもので、「その地に“役者が来た”ことを広く知らしめる儀式」でもありました。

 

現在では全国的にも珍しくなったこの行事ですが、博多では「六月博多座大歌舞伎」の開幕行事として、今も粛々と受け継がれています。

 


 

◆2025年の船乗り込み|イベントスケジュール

 

開催日:2025年5月31日(土)

観覧無料(※一部有料あり)

 

 

船の航行ルート(約800m):

 

キャナルシティ博多 ➤ 清流公園(出発) ➤ 川端ぜんざい広場前(口上) ➤ 博多リバレイン(下船) ➤ 鏡天満宮 ➤ 博多座(式典)

 


 

 

◆登場予定の俳優陣(一部)

 

今回、博多の街を彩るのは人気・実力を兼ね備えた豪華な顔ぶれ!

 

  • 中村 勘九郎

  • 中村 七之助

  • 中村 橋之助/福之助/虎之介

  • 市川 猿弥

  • 中村 鶴松/梅花

 

それぞれが船上から挨拶を行い、華やかな衣裳とともに歌舞伎の粋を全身で表現します。

 

撮影OKエリアもありますが、混雑と安全にはご配慮を!

 


 

◆「手拭(てぬぐい)」が式典参加の鍵!

 

15:30から行われる博多座内での式典に参加するには、

「船乗り込み公式グッズの手拭」が必要になります。

 

手拭は一般販売(数量限定)あり。早めの購入がおすすめ!

出演者の口上や特別挨拶など、ここでしか見られない貴重な演出が体験できます。

 


 

◆アクセス情報

 

地下鉄

  • 空港線「中洲川端駅」下車

  • 七隈線「櫛田神社前駅」下車

 

西鉄バス

  • 「キャナルシティ博多前」または「川端町・博多座前」バス停すぐ

 

※混雑が予想されるため、公共交通機関の利用が推奨されています。

 


 

◆観覧のポイント・注意事項

 

  • 早めの場所取り推奨!(清流公園〜川端ぜんざい広場前は人気)

  • 雨天時は博多座のみ開催になるため、公式HPで当日の情報をチェック

  • 安全確保のため、警備スタッフの案内に従いましょう

  • 博多リバレイン~鏡天満宮周辺は、穴場的な観覧スポット!

 


 

◆まとめ|江戸の雅と博多の粋を、川面に映して

 

博多の初夏を告げる風物詩「船乗り込み」は、歌舞伎の歴史と伝統を、現代の福岡に届けてくれる特別な1日。

 

優雅に川を進む舟、朗々と響く口上、

沿道の拍手と声援――

 

そのすべてが、まるで舞台のワンシーンのようです。

 

ぜひこの機会に、生の“役者”の存在感と博多の伝統文化を体感してみてください。

 

 

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