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こんにちは♪
福岡の6月。
雨が空を濡らし、木々を潤すこの季節、訪れるたびに心がほっとする場所があります。
それが、筥崎宮(はこざきぐう)の「あじさい苑」。
博多の街なかからほど近い東区箱崎にあるこの神社は、厄除けの神様として知られ、日本三大八幡宮の一つとして、地元の人々に深く愛され続けています。
その境内の一角に、6月だけ静かに姿をあらわすのが、色とりどりの紫陽花に包まれる「あじさい苑」です。
◆あじさい苑のはじまり──平成の御大典を記念して
この「あじさい苑」が整備されたのは、平成3年(1991年)。
そのきっかけは、平成の御大典(今上天皇のご即位)を記念したものでした。
神苑は、筥崎宮の本殿西側にひっそりと広がる、知る人ぞ知る癒しの空間。
ご本殿を借景としながら、約100種類・3,500株のあじさいが咲き誇るこの場所は、訪れる人の目だけでなく、心もやさしく潤してくれます。
◆紫陽花の魅力──色の移ろいと、多様な品種
6月の神苑では、紫、青、白、ピンクとさまざまな色のあじさいが咲き競い、訪れるたびにその表情を変えていきます。
特にこの「筥崎宮あじさい苑」では、珍しい品種や改良種も多数植えられており、あじさい好きにはたまらない鑑賞スポットとなっています。
見どころの一部
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ガクアジサイ … 花の中心に小さな両性花、周囲に装飾花が特徴
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アナベル … 白い大きな手まり咲き、日陰でも美しく咲く北米原産
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ダンスパーティー … 花弁の縁がフリル状に波打つ可憐な一種
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柏葉あじさい(カシワバアジサイ) … 葉の形が柏の葉に似たユニークな種
これだけの品種が揃う場所は、福岡ではなかなかありません。
また、咲き始めは淡い緑色の花が、徐々に色づき、満開を迎えたのちに色が落ち着いていく――
色の移ろいを楽しめるのも、紫陽花ならではの美しさです。
◆心を静かにほどく時間──神苑の空気を味わう
都市部にありながら、ここは鳥の声と葉音だけが聞こえる静かな場所。
あじさいの間を縫うように小径が続き、参拝客はそれぞれのペースでゆったりと歩を進めます。
苑内にはちょっとした東屋(あずまや)やベンチもあり、お気に入りの場所でじっと眺めている方もちらほら。
紫陽花と本殿の共演は、まさに「和の美」そのもので、思わずシャッターを切りたくなる風景が、あちこちに広がっています。
◆あじさい苑 観賞の基本情報
住所
〒812-8655 福岡県福岡市東区箱崎1-22-1(筥崎宮・あじさい苑)
開催期間
2025年6月1日(日)〜6月30日(月)
※気候により前後する可能性があります
開苑時間
9:30~17:00
料金
維持管理費として 300円(中学生以上)
※小学生以下は無料
駐車場
あり(台数に限りあり)
アクセス
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福岡市営地下鉄「箱崎宮前駅」から徒歩3分
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JR鹿児島本線「箱崎駅」から徒歩約8分
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西鉄バス「箱崎」バス停から徒歩約3分
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JR九州バス「箱崎1丁目」バス停から徒歩約2分
お問い合わせ
筥崎宮社務所 TEL:092-641-7431
◆紫陽花に包まれた神社で、静かな時間を
「癒されたいな」
「心を整えたいな」
そんなふうに感じたら、ぜひこの季節に筥崎宮を訪れてみてください。
紫陽花のあざやかな花々が、そっとあなたの心に寄り添ってくれるはずです。
散策の後には、筥崎宮名物のお守りや厄除けグッズもチェックしてみてください。
厄を払って、新しい季節へ踏み出す、そんな節目にもぴったりです。
◆あわせて楽しみたい周辺スポット
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筥崎宮 本殿・楼門 … 国指定重要文化財。荘厳な佇まい。
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筥崎宮花庭園(ゆり) … 6月中旬からはユリが見頃。
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筥松公園 … ピクニックにぴったりの緑豊かな公園。
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箱崎商店街 … 昭和レトロな雰囲気が漂う下町エリア。
◆まとめ
約100種類、3,500株のあじさいが咲き誇る筥崎宮の神苑。
その彩りに包まれる時間は、日常の喧騒を忘れさせてくれます。
雨の日も、晴れの日も、それぞれに美しい。
しっとりとした空気に咲くあじさいこそ、福岡の初夏の風物詩。
忙しい日常に、小さなやすらぎを。
ぜひ、このあじさいの季節に訪れてみてください。