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コラム 2025/10/09
幻影に舞う――アジア音楽とダンスが交錯する幻想夜「和胡×ダンス」公演NEW

こんにちは♪

芸術の秋にぴったりのニュースが届きました。

2025年10月18日(土)18時より、福岡アジア美術館7階アートカフェスペースにて、アジア音楽【和胡】とダンスが融合する特別公演――

「幻影に舞う!東洋と西洋のコラボで魅せるパフォーマンス」 が開催されます。

 


 

■ アジア音楽×ダンス=“言葉を超えた表現”へ

 

出演は、「ありがとう市民会館~さよならステージ~」でも注目を集めたアーティスト集団 Word(ワード)

Art、Jazz、和太鼓、二胡(和胡)、そしてストリートやコンテンポラリーなどの多様なダンスを融合させ、「言葉を超えた表現=身体と言葉の調和」をテーマ活動しています。

 

今回の作品は、福岡アジア美術館所蔵の ナリニ・マラニ作《略奪された岸辺》(1993年) から着想を得た新作。

古代ギリシャ悲劇「メディア」を現代的に再構築し、“暴力と救済”、“支配と自由”といった普遍的テーマを、音楽と身体表現を通じて描き出します。

 


 

■ 出演者紹介

 

 

里地帰(さとちき)/和胡(二胡)奏者

 

福岡を拠点に台湾・アメリカなど海外でも活躍。

アジアの伝統楽器「二胡」に改良を加え、日本の木材と和紙を用いて生まれた新楽器「和胡(わこ)」の創作者。

その音色はどこか懐かしく、聴く人の心を“ふる里”へと誘います。

国境を越えて音楽を通じた交流活動にも尽力するアーティストです。

 


 

ガルーチ令奈(バレエ/コンテンポラリーダンス)

 

幼少期からクラシックバレエを学び、18歳で単身渡欧。

アメリカ、チェコ、ドイツなどのバレエ団で経験を積み、2020年には 東京オリンピック開会式 にダンサーとして出演。

現在は振付師・モデルとしても活躍し、舞台芸術の可能性を広げています。

 


 

GERENTE PROJECT(ストリートダンス)

 

“日本の文化を世界へ”をテーマに活動するダンスユニット。

2020年に福岡市文化エンターテインメント活動支援作品に選出され、同年「FUKUOKA STREET LIVE」ライセンスも取得。

日本的な美意識とストリートカルチャーを融合させる独自の表現が注目されています。

 


 

■ 舞台となる「ナリニ・マラニ《略奪された岸辺》」とは

 

ナリニ・マラニは、1946年インド(現パキスタン)生まれの国際的アーティスト。

彼女の代表作《略奪された岸辺》は、ムンバイ暴動を背景に、「女性」「暴力」「身体」といった社会問題を詩的に描いた12枚の連作絵画です。

 

今回の公演はその精神を受け継ぎ、“現代におけるメディア(表現)とイアソン(人間性)”を再解釈。

和胡の音色、ダンスの身体性、映像と光が交錯する中で、

観る人の心に「問い」を投げかけます。
 


 

■ 開催概要

 

項目

内容

日程

2025年10月18日(土)18:00開演

会場

福岡アジア美術館 7F アートカフェ

出演

Word(里地帰・ガルーチ令奈・GERENTE PROJECT)

入場料

無料・申込不要

優待席

「わたすクラブ」会員優待席あり(要予約・5席)

主催

(公財)福岡市文化芸術振興財団・福岡市

共催

福岡アジア美術館

アクセス

地下鉄「中洲川端駅」直結

注意事項

座席数に限りあり/整理券なし/小学生以下は保護者同伴/無料駐車場なし(公共交通推奨)

 

 

■ 言葉を超えた表現が交差する、幻影の夜へ

 

音楽でもダンスでもない、詩でも演劇でもない。

「Word」が目指すのは、“境界を越える表現”。

和胡の音が静かに空間を満たし、ダンサーたちが光と影の狭間で舞う――。

 

その一瞬一瞬が、まるで夢のように儚く、美しい。

東洋と西洋が出会い、古代と現代が交錯する“幻影の舞”を、

あなたも福岡の夜に体験してみませんか?


✳︎イメージ画像です。

 

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