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福岡から海沿いの小旅行を楽しみたい日におすすめなのが、佐賀県唐津市の景勝地「七ツ釜(ななつがま)」です。
本日は、「七ツ釜」をご紹介します。
玄界灘の荒波によって削られた岩壁には、いくつもの洞窟が並び、その姿が七つのかまどのように見えたことから「七ツ釜」と名づけられました。
規則正しく連なる岩肌とエメラルド色の海がつくる景観は迫力満点。
自然が長い時間をかけて生み出した、まさに天然の芸術作品です。
展望台や遊歩道から眺めるだけでなく、呼子港から出航する観光船「イカ丸」に乗れば、海上から洞窟へ接近できます。
さらに呼子名物のイカも味わえるため、絶景と船旅、グルメを一日で満喫できるのが魅力です。
福岡市内からの日帰りドライブにもぴったりな七ツ釜と呼子。その見どころや楽しみ方をご紹介します。
玄界灘の荒波が生んだ七ツ釜の奇岩
七ツ釜の最大の特徴は、岩壁に並ぶ洞窟と、柱を束ねたような形の岩肌です。
この規則正しい岩の割れ目は「柱状節理」と呼ばれ、溶岩が冷えて固まる際に収縮することで生まれました。
人工的に切りそろえたようにも見えますが、すべて自然の力によって形づくられたものです。
洞窟の間口は、最大で約5メートル。長い年月をかけて玄界灘の波が岩壁を削り、奥行きのある洞穴をつくりました。
海の青さと黒みを帯びた岩壁、洞窟に砕ける白波の組み合わせには、思わず見入ってしまいます。
「七ツ釜」という名前ではありますが、実際には七つ以上の洞窟が確認できます。
見る場所や角度によって岩の形が変わって見えるため、展望台、遊歩道、海上からそれぞれの表情を楽しんでみてください。
波や風の音を聞きながら岩壁を眺めていると、玄界灘の自然の力強さが伝わってきます。
晴天の日の明るい海はもちろん、雲が広がる日の少し荒々しい風景にも、七ツ釜らしい魅力があります。
観光船「イカ丸」で洞窟へ接近
七ツ釜を訪れるなら、ぜひ体験したいのが呼子港から出航する観光船「イカ丸」です。
船は呼子港を出ると、呼子大橋や小さな島々など、変化に富んだ海の景色を眺めながら七ツ釜へ向かいます。
潮風を感じつつ進むクルーズは、それだけでも爽快です。
七ツ釜に到着すると、船は迫力ある岩壁のすぐそばへ。
海の状態がよければ洞窟の中まで入り、柱状節理を間近に観察できます。
陸上の展望台から見下ろす景色とは異なり、海面とほぼ同じ高さから岩壁を見上げるため、その大きさをより実感できるでしょう。
洞窟に入ると、外の明るさから一転して周囲が薄暗くなり、波音が岩壁に反響します。
船の上でしか味わえない臨場感があり、大人にも子どもにも印象深い体験になるはずです。
ただし、観光船の運航や洞窟への進入は、天候や波の状況によって変更・中止されることがあります。
風が強い日や海が荒れている日は、出発前に公式の運航情報を確認しましょう。
船酔いが心配な方は、酔い止めを準備しておくと安心です。
草原の遊歩道から楽しむパノラマ絶景
船に乗らなくても、七ツ釜の魅力は十分に楽しめます。
洞窟の上には開放的な草原が広がり、展望台や遊歩道が整備されています。
目の前には玄界灘のパノラマが広がり、天気のよい日には、青からエメラルド色へ変化する海と荒々しい岩礁を一望できます。
潮風が吹き抜ける草原を歩く時間は、とても爽やか。
福岡市中心部のにぎわいを離れ、海と空に包まれてリフレッシュしたいときにぴったりです。
写真を撮るなら、一つの展望場所だけで終わらず、遊歩道を歩いて角度を変えてみるのがおすすめです。
岩壁が連なる様子、入り組んだ海岸線、草原越しに見える水平線など、それぞれ違った構図に出会えます。
岩場や崖の周辺では、安全柵を越えたり、足元の不安定な場所へ近づいたりしないよう注意が必要です。
風が強い日もあるため、帽子や持ち物が飛ばされないように気をつけましょう。
歩きやすく、滑りにくい靴で訪れると安心です。
呼子に来たら新鮮なイカも外せない
七ツ釜観光と一緒に楽しみたいのが、全国的にも知られる「呼子のイカ」です。
呼子周辺は漁業が盛んで、港の近くにはイカの活き造りを提供する飲食店が点在しています。
透き通るような身は歯応えがよく、かむほどに上品な甘みが広がります。
活き造りを味わったあとは、残った部分を天ぷらなどにして楽しめる店もあります。
刺身とは異なる香ばしさとやわらかな食感を味わえ、最後までイカのおいしさを堪能できるのがうれしいところです。
週末や連休の昼どきには、人気店で待ち時間が発生することがあります。
少し早めに昼食を取る、受付方法を事前に調べるなど、余裕を持った計画がおすすめです。
その日の漁や海の状況によって提供内容が変わる可能性もあります。
呼子港周辺の散策も楽しく、潮の香りや漁船が行き交う様子から港町らしい空気を感じられます。
七ツ釜の壮大な自然と、呼子の海の恵み。その両方を味わうことで、旅の満足度がぐっと高まります。
福岡から楽しむ七ツ釜・呼子の日帰り旅
福岡市内から七ツ釜・呼子方面へ向かうなら、複数の観光スポットを巡りやすい車での移動が便利です。
おすすめは、午前中に呼子へ到着し、観光船で七ツ釜を見学してからイカの昼食を楽しむプラン。
その後、車で七ツ釜の草原へ移動し、展望台や遊歩道から海を眺めれば、海上と陸上の両方から景勝地を満喫できます。
観光船の待ち時間や飲食店の混雑も考え、予定を詰め込みすぎないことがポイントです。
海沿いでは天候が変わりやすいため、雨具や体温を調節できる上着も用意しておきましょう。
玄界灘がつくり上げた奇岩、洞窟へ向かう船旅、開放的な草原、そして新鮮な呼子のイカ。
七ツ釜周辺には、海の魅力を全身で感じられる楽しみがそろっています。
福岡から少し足を延ばして、いつもの休日を小さな冒険に。
出発前に観光船や施設の最新情報を確認し、安全に気をつけながら、七ツ釜と呼子の絶景旅を楽しんでください。

✳︎イメージ画像です。