お知らせ NEWS&TOPICS

コラム 2023/08/27
古都太宰府天満宮で継承される伝統的な祭り、神幸式大祭

こんばんは

古都太宰府天満宮で継承される伝統的な祭り、神幸式大祭。

この祭りでは、まるで平安時代の風景がよみがえります。

その格式ある神事をご案内いたします。
 

「お上りの儀」では、御巫女(みかんこ)が倭舞を奏上した後、御神輿は再び御本殿へ向けてお発ちになります。

お稚児さんや花車とともに、風韻ある行列が鮮やかに続きます。

途中、水に囲まれた浮殿で一息つかれることでしょう。


日が暮れるころ、「お移りの儀」が行われ、再び行列が進み始めます。

太鼓橋を渡って御本殿に至り、滅灯の闇の中、御神霊は静かに御本殿へとお還りになります。

竹の曲(たけのはやし・県指定無形民俗文化財)の舞が奉納され、御神幸は無事に終えられるのです。


かつての平安時代、この行列はどのような風景だったのでしょうか。

風景は変わっても、太宰府の人々が抱く天神さまへの熱い気持ちは、今も変わらず受け継がれています。


9月24日の夜には、古式に則った神饌が供えられる「古式献饌祭」が行われます。

25日には「例祭」が執り行われ、その夜、心字池に灯る千本のろうそくが天神さまの御神霊を慰める「千灯明」が行われ、神幸式大祭は静かに幕を閉じます。


 



前のページへ戻る