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コラム 2023/11/18
福岡の至福の静寂と歴史が紡ぐ美
こんにちは。

まだ紅葉は大丈夫でしょうか。
有名どころ、友泉亭公園をご紹介します。


福岡市内に佇む「友泉亭公園」は、筑前黒田家の六代藩主継高公が江戸時代の中期に建設した別荘が原点です。
この美しい庭園は、福岡市で初めての池泉廻遊式の日本庭園として整備され、昭和56年に一般公開されました。
その歴史的価値と美しさは、訪れる人々を魅了し続けています。
 

当時の敷地は現在の中央区鳥飼から城南区東油山まで広がる2万8,000坪に及んでいたとされ、その広大なスケールが当時の格式を伺わせます。
現在の約3,000坪の公園は、壮大な池と四季折々の草木が織りなす美しい風景で、静寂で清々しい空気が漂う純日本庭園として人々に親しまれています。
その価値が認められ、平成10年3月には福岡市指定の名勝に登録されました。
 

公園内に佇む本館は昭和初期に建てられ、17.5畳の広々とした大広間には回廊が取り付けられています。
ここから眺める景色は季節ごとに異なり、訪れるたびに新たな魅力を放ちます。
四季折々の美しい風景をゆったりと楽しむことができ、訪れる人々に心豊かなひとときを提供してくれます。
 

友泉亭公園は、単なる美しい庭園だけでなく、歴史的遺産としてもその価値が高い場所です。
継高公の趣向を今に伝える一方で、現代の人々にも癒しを与える空間として機能しています。
ここは都会の喧騒から離れ、心静かな時間を過ごす究極の場所として、多くの人々に愛されています。
 

友泉亭公園を訪れる際には、ゆっくりと足を運びたいものです。
四季折々の風景や、池の静寂、草木の美しさに心が満たされることでしょう。
また、本館で日本の伝統的な建築や庭園文化に触れることができ、その歴史的価値も感じることができるでしょう。

「友泉亭公園」は福岡市の隠れた宝石のような存在です。
歴史と美しさが見事に融合し、訪れる人々に癒しと喜びをもたらしてくれます。
喧騒から離れ、自然と調和する美を味わいたいなら、友泉亭公園へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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